らみぃちゃ(ボーっと生きる)

定年退職後、東京から地方へ移住しました。時間がある時に日記感覚で書いてみようと始めました。ボーっとしててもなんとかなるサで生きています☆彡

東京の美味しい店を探そうとしたら、泣いてしまった本の話

こんにちは。 らみいちゃです。

 

梅雨の合い間の貴重な木漏れ日です。

 

小さい頃私は全く本を読みませんでした。

読書感想文などは、まともに書いた記憶がありません。

そんな私も大人になると、人並みに読むようになりました。

きっかけは社会人になりたての頃、先輩が貸してくれた

司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」に出会ってからですかねぇ。

夢中になって何度も繰り返し読んだ覚えがあります。

 

今日は最近読んで面白かった本の事を書こうと思います。

成田名璃子さん著「東京すみっこごはん」です。

本のタイトル「東京すみっこごはん」を手にとった時は、

東京にある隠れた名店の、美味しい料理やレシピが紹介されているのだと思いました。

読んでみると全く違っていました。

 

イジメに悩む女子高生、婚活に悩むOL、人生を見失ったタイ人等、

訳ありの人々が、商店街の脇道に佇む古い一軒家の”共同台所”に引き寄せられ、

手作りの料理を共に食べ、それぞれのドラマを描いた作品です。

 

『共同台所 すみっこごはん *素人が作るのでまずい時もあります』

その古い一軒家にはこんな看板が掲げられています。

何とも言えない怪しい雰囲気です。

性別、年齢、職業など全く違う赤の他人が集まり、くじ引きで当たった人が

そこに置いてあるレシピを忠実に料理を作るというルールです。

 

一話目はイジメや家庭環境に悩む女子高生が「すみっこごはん」に出会って

やった事が無い料理を、みんなに助けられながら作ってみるという話です。

他の話も家庭料理や交流を求めて集う人々の、それぞれの人生を描いています。

思い悩み苦しむ人も、前向きな気持ちになって一話一話は完結しますが、

最後に心温まる感動的な女子高生の話につながり、私は涙が止まりませんでした。

もし万が一このブログを見てくれた人がいて

東京すみっこごはん」を読んでみたいと思ってくれたらいいなぁと考え、

ネタバレはこれくらいにしますね。

 

年を取ると涙もろくなって困ります。

テレビや映画、スポーツを観ても感動すると、すぐ泣いちゃいます。

でも「泣く」という行為は心を浄化すると聞きますから、

いっぱい感動して、いっぱい泣くのも悪くないですね。

これからも感動する本に出会えるよう図書館に通います❣